混合列車 [記憶に残る鉄道情景] Railway Photos

客車と貨車がひとつの列車に編成される混合列車のように、個性豊かでちょっと懐かしい鉄道情景をご覧いただきたいと思います。

カテゴリ: EC 201系

 早春の梅の季節も過ぎて、だんだん春が深まって来る頃に咲く花といえば、やっぱり菜の花と桜ということになります。ここのところの冷え込みで今年は桜の開花が遅れていますが、近年では高温化が進んで、東京では3月中に桜が咲くのが当たり前になってしまいました。しかし私 ...

 2008年からの2年間、狂ったように撮り続けてきた中央線201系オレンジ電車でしたが、ついに最後のときがやって来ました。 本来であれば2008年春にはすべてE233系に置き換えられるはずでしたが、三鷹・立川間高架化工事に伴う運用増によってH4、H7の2編成が辛くも生き残りま ...

 以前一度ご紹介した「ノラ回」こと宮ノ平回送、今年3月に二面三線化されるまで、青梅駅のホームが一面二線となっていて容量が不足していたため、立川方面から来た折り返し列車を隣の宮ノ平駅の留置線まで一旦回送していた列車のことです。以前ご紹介した「青梅特快」の運用 ...

 一年中で私が一番好きな季節が、燃えるような新緑の新緑の季節です。早春、まだ吹く風も冷たい季節にまず紅白の梅が咲き始めて、いよいよ春も本番を迎えると千両役者たる桜が咲き乱れるようになります。そしてソメイヨシノが桜吹雪から葉桜に変わる頃ふと気がつくと、あた ...

 冬の季節、関東地方での撮影でターゲットになるものの一つに、雪化粧した富士山があります。地元の中央線複々線区間でも、西荻窪辺りなどの車窓からは富士山の美しい姿を望むことができるのですが、如何せん電車と一緒に写し込むのはハードルが高すぎます。という訳で、富 ...

 近年の気候高温化に加えて東京都心ではヒート・アイランド現象も加速していて、昔と比べると驚くほど気温が高くなっていて、夏はますます暑くなり、冬の寒さはどこへやら、春には桜は3月に咲くし、秋の紅葉の時期もどんどん遅くなってきています。201系オレンジ電車が中央 ...

 東京で、おやじサラリーマンが集う街といえば王者「新橋」に続いて「神田」の名前もすぐに頭に浮かびます。そして新橋も神田も、歴史を感じさせる煉瓦造りの高架下に大衆的なお店が軒を連ねていて、夜になると街行くサラリーマンが吸い込まれていったものでした。そして201 ...

 中央線快速電車の終点は言わずと知れた高尾駅ですが、高尾といえば高尾山、高尾山といえば天狗伝説で有名です。という訳で、高尾駅の3・4番線ホームの東京よりには天狗様の顔の石像が鎮座していて、高尾駅にやって来るお客を睨みつけています。 この天狗様、異様に高く伸 ...

 5月は東京でも緑が一番きれいな季節と言えるでしょう。上旬には、まだ黄緑色の新緑の面影を残していた木々の緑も、中旬から下旬にもなると緑の濃さもまして、深緑と言ってよい趣きになってきて、街行く人々の目を楽しませてくれます。美しい緑の木々が青空に映える、梅雨入 ...

 近年は気候の高温化が進んで、東京の街なかで雪が降る機会はすっかり減ってしまいました。今年は新年早々、都心でも珍しく10センチも雪が積もりましたが、もう何年も街なかで積もるような雪が降った記憶がありません。しかし201系オレンジ電車が中央線に走っていた10数年前 ...

 2010年の1月26日、2月1日から3月31日まで「中央線201系・愛されて30年」キャンペーンを実施すると、やや唐突に発表されました。201系の中央線での営業開始は1979年8月でしたから、すでに31年目に突入していますし、2010 02 01という日付けをもじって2010年2月1日を「201系 ...

 中央線の201系オレンジ電車が2010年まで延命した原因だった、三鷹・立川間の高架化工事も順調に進捗して、三鷹・国分寺間上り線を高架線に切り替える工事が、この晩に実施されました。土曜の晩から日曜の朝にかけての工事でしたが、今とは違って深夜に帰宅する人も多かった ...

 10輛編成の通勤電車が頻繁に行き交う区間でありながら、今だに単線で残されている青梅線の東青梅-青梅間は、僅か一駅間だけではありますが、複線区間とは一味違った情景を見ることができて、201系オレンジ電車が走っていた路線の中でも独特な魅力があった区間だと思います ...

 鉄道マニアにとって、「山線」というのは大変魅力的な言葉なのではないかと思います。勾配、補機、力闘などといったマニアの琴線に触れる数多くの言葉が連想されて、「山線」という言葉を聞くだけで脳内にアドレナリンが充満した気分になってしまいます。古くは岩切-品井沼 ...

1894(明治25)年に開業した青梅鉄道、戦争中の1944(昭和19)年に国有化されて氷川(→奥多摩)まで全通、1969(昭和24)年には青梅駅から中央線東京駅まで直通運転を開始しています。立川-青梅間は列車本数も多いため、1962(昭和37)年までに東青梅まで複線化されましたが、青梅の ...

 1928(昭和3)年、牛込駅と電車線の飯田町駅を統合してできた飯田橋駅を象徴するような場所が、牛込橋に面した西口の改札からホームに通じる長い連絡通路でした。昭和の面影を残した雰囲気がちょっと素敵で、憶えている方も多いことと思います。 2020年に中央線快速電車と中 ...

 中央線で最後の活躍を続けていた201系オレンジ電車、三鷹~立川間の高架化工事による運用増もなくなり、この年の3月で引退するかと思っていたのですが、E233系電車の改造工事に伴って、H7編成のみが辛くも生き残って通常運用についていました。 こうして最後の夏を迎えた ...

 2010年の2月、すでに2編成のみを残すのみとなっていた、中央線の201系オレンジ電車がその年の夏に引退すると、JR東日本の八王子支社から公式に発表されました。そして4月から6月にかけて、「さよなら中央線201系」キャンペーンの第一弾として、H4編成を使った団体臨時列車 ...

 毎年2月になると咲き出す河津桜は、梅とともに春の訪れを告げてくれる花の代表と言って良いのではないでしょうか。まだ寒さは厳しくても、日が伸びてきてきたことを実感できるこの時期に咲く、濃いピンク色の河津桜は、春を呼び込んでくれるような趣があります。武漢肺炎騒 ...

 2月になって立春も過ぎると、吹く風は冷たくても日が伸びたことが実感できるようになり、日中は日差しが強くなっていることが分かります。そして早咲きの梅の便りも聞こえてくると、冬が終わって春が近づいてきていることを感じ、心が軽くなる気がするのは私だけでしょうか ...

 中央線の201系オレンジ電車、高尾以西の山岳区間で自然の中を走る姿も素敵ですが、やっぱり都会を走る通勤電車です。いかにも都会、という景色の中を走る姿も記録しておきたい、との思いも強くありました。そんなことを考えているとき、新宿の高層ビルから中央線の電車を撮 ...

 中央線の特別快速、朝の通勤特快、夜の通勤快速といった速達系の電車は、当然のことながら途中駅で普通の快速電車を追い抜くのですが、201系オレンジ電車が残り2本のみとなってしまったこの時期、201系が201系を追い抜く光景を見ることも難しくなっていました。 数年前だ ...

 午後から夕方にかけての中央線快速電車、飯田橋駅と市ヶ谷駅の間にある新見附橋から撮ると、正面がちで結構迫力のある絵が撮れます。現在では左上方に緩行線飯田橋駅のホームが写るのだと思いますが、201系が活躍していた当時は、旧牛込駅の痕跡を残す緩行上り(A)線の微妙 ...

 暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、暑い夏も終わりが近づき秋の気配が漂い始める9月下旬、この時期を待っていたかのように、あちらこちらで真っ赤な彼岸花が咲き始めます。当時は中央線の多摩川鉄橋そばの土手も、彼岸花が咲くので有名で、私もその写真を撮りに出かけたた ...

 中央線の朝に走っている「通勤特快」は紛れもなくエースと言えます。青梅からの列車は立川まで各駅停車なので若干格落ちですが、中央線の高尾や大月などからやって来る「通勤特快」は、高尾から新宿まで途中、八王子、立川、国分寺停車と、特急と見まごうばかりです。 こ ...

 この写真、どこから撮ったかおわかりになりますか。水道橋から御茶ノ水方向を向いて撮った写真です。急行線を走る快速電車が緩行線をアンダークロスして、トンネルから出てくる辺りを水道橋から見てみると、こんなに緑深い景色を望むことができるのです。 しかしこの場所 ...

 雨の季節は鬱陶しいもので、どうしても出不精になってしまいます。たまに写真を撮りに行っても、待っている最中から、しとしと、ザーザーと降る雨に濡れてしまっては気持ちも落ち込んでしまうものです。もちろん良い写真が撮れれば、その結果には満足できます。しかし私に ...

 以前も書きましたが、中央線の素晴らしいところのひとつに、都心を走っているということを忘れさせてくれるくらい、車窓から緑や水面が見える区間が多いことがあると思っています。そんな中央線のなかでも、201系オレンジ電車を撮りに行った回数が一番多かったのは、間違い ...

 東京から高尾へ向かう中央線の快速電車ですが、もちろん全ての電車が高尾まで行く訳ではなく、青梅線へ直通する電車を除いても、八王子、豊田、立川、武蔵小金井止まりの電車も数多く運転されています。そんななかでひときわ異彩を放っているのが、休日の朝に一本だけ運転 ...

 三鷹~立川間の高架化工事による運用数増加を補うために2編成だけが残されていた中央線の201系オレンジ電車ですが、高架化工事も大詰めをむかえ、2010年3月13日のダイヤ改正では、中央快速線の運用数も工事前の水準に戻ることになって、完全に引退することがが予想されてい ...

 2010年の年明け、中央線大月までの山線区間で201系のハンドル訓練があるらしい、という噂がネット上に駆け巡りました。三鷹~立川間の高架化工事期間中の運用増加によって2編成のみ残っていた201系ですが、工事の進捗に伴ってこの年の春にも引退するのではないか、と言われ ...

 中央線201系オレンジ電車にとって最後の冬を迎えたこの年の12月、一度は撮ってみたかったこのアングルで決める機会をうかがっていました。その条件としては、中途半端に光線が入らない曇りの日か日の低い時間であること、「通勤特快」などの行灯があること、ホーム上の人の ...

 秋の午後の陽を浴びて、中央線の複々線区間を走る201系オレンジ電車の東京行き各駅停車です。沿線の住民からすると違和感満載の光景です。夏の早朝、朝日をいっぱいに浴びて走ることはありますが、午後の緩行線をオレンジ電車が走ることは通常ありません。  実はこの日、 ...

 線路沿いの路地に輝く赤提灯に黒々と墨書された文字は「大衆酒場」、いっぱい並んでいる提灯にはビールの銘柄、その上には肴の品書きが並んでいます。うゎー、たまりませんねぇ。もうフラフラと店に入りそうになってしまいますが、そんなことをしている場合ではありません ...

 中央線のオレンジ電車201系、普段は都会を走っている電車ですが、高尾以西の山線区間の運用は花形で、緑のなかにオレンジバーミリオンの塗装が映えて、とっても素敵でした。毎日走っている頃に撮影すればな何もないことですが、すっかり数を減らしてしまって僅か2編成が残 ...

 梅雨も明けて真夏の日差しが照る季節、沿線の花の主役も紫陽花から向日葵へと移り変わります。この年も7月17日に梅雨が明けとるとすぐに最高気温35℃以上の猛暑日が続いて、厳しい夏が始まりました。そして、鳥沢の鉄橋のたもとにも向日葵が咲きはじめました。 7月最後の ...

 梅雨の花、紫陽花はやっぱり雨の日が似合うものです。中央線でも八王子の先の線路端に結構な紫陽花が咲いているのは知っていましたが、なかなか上手い具合に出かける機会がなく、気がつけばもう7月になってしまいました。うかうかしていると紫陽花の季節も終わってしまいま ...

 初夏の一番快適な陽気が続くのですは、ちょうどゴールデンウィークの頃でしょうか。しかし例年5月も下旬になると徐々に天候が不安定になり、梅雨の走りといわれる季節がやってきます。この年もちょうどこの頃から雨がちの日が多くなってきて、季節の移ろいは正直なものだと ...

 賑やかな桜が散ると、私が一年で一番好きな、新緑の季節がやって来ます。もう梅の咲くころから、梅が咲けば次は桜が咲いて、次は木々に緑の葉っぱがつくなぁ、と指折り楽しみにしている季節がやって来る頃には、もう居ても立ってもいられなくなってしまいます。そして中央 ...

 運用範囲が広いうえに増解結など複雑な運用をこなす中央線の快速電車、ダイヤ乱れによる運用変更も頻繁に発生して、当時僅か2編成のみになってしまった201系を追いかけるのは結構大変でしたが、逆にそれが楽しみでもありました。中央線快速電車の看板運用といえば朝の「通 ...

 朝の中央線快速電車、2分おきに東京行きの快速電車が走っていて休む暇もありませんが、そのなかでも「通勤特快」は特別な存在です。日中の「特別快速」は立川を出ると国分寺、三鷹、中野、新宿と停まりますが、「通勤特快」は国分寺を出ると新宿まで停まりません。途中、三 ...

 誰でも知っている中央線の名撮影地、多摩川鉄橋です。写真が撮りやすいガーダー橋で、午前中の下り列車は日野寄りから、夕方の上り列車は立川寄りから撮るのが定番です。10数年ぶりに国内鉄に復活して201系オレンジ電車を撮り始めた頃、行ってみたい撮影地に多摩川鉄橋がノ ...

 1994年に南岔に行ってから中国の蒸気機関車の魅力にはまってしまい、国内の鉄道に対する興味を喪失してしまいました。それから10年あまり、中国では素晴らしい鉄道情景を満喫することができましたが、2005年に集通線が無煙化されてしまったのを契機に、中国の蒸気機関車も ...

 11月3日の文化の日は晴れの特異日と言われていますが、2009年の11月3日も朝からよく晴れて過ごしやすい一日でした。こんな日はカメラ片手にお出かけをしたいものです。いつもの掲示板で中央線201系の運用を調べてみると、午後3時過ぎの大月行きに入りそうです。しかし、そ ...

 日没後の薄明の時間帯のことを指すマジックアワーという言葉も、三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」という映画のおかげですっかりメジャーになりました。柔らかな光に満たされた夕暮れ時の数十分間は、一日の終わりの幸せな時間と言えましょう。 9月も下旬となると残暑とは ...

 中央線から201系が引退した2010年の夏は大変な猛暑だったように記憶しています。そんななか、汗だくになりながら連日201系を追いかけて線路端に立っていたのですから、暑がりな私としてはよく頑張ったものだと思っています。 この日も最高気温が35℃を超える猛暑日でした ...

 国分寺駅ではJR中央線と西武線が接続しています。今日ではどこでも見かける形の接続駅ですが、この駅の歴史は1889(明治22)年に開通した甲武鉄道が開通したときに始まります。甲武鉄道の子会社だった川越鉄道が1894(明治27)年に国分寺から久米川までの路線を開通させ、その ...

 花の時期から新緑の気候へと移ろいゆく季節は楽しくて、線路端に立ってカメラを構える機会も多くなります。しかし初夏の快適な気候を楽しめる季節は短いもので、6月の声を聞くようになると、東京でも鬱陶しい梅雨の季節がやって来ます。 そんな梅雨入りも迫った6月最初の ...

 中央線の魅力のひとつに、都心を走る路線とは思えないほど緑に恵まれた景色の中を走っていく、ということがあります。無機質になりがちな都心の路線ですが、四季折々の車窓を楽しみながら乗っていると、思わず自分が東京の真ん中にいるのを忘れてしまいます。そんな中央線 ...

 日に日に暖かくなっていく春、梅が終われば次は桜の季節です。長かった冬も終わり、景色に彩りが増えていく時期は楽しいものです。中央線沿線の桜も都心の御茶ノ水から始まり、市ヶ谷のお濠から東中野へと続き、徐々に郊外へと歩みを進めていきます。そして、立川-日野間を ...

このページのトップヘ