秋空の下

 雲ひとつなく晴れわたった秋空はなんとも気持ちが良いものです。暑くもなく寒くもなく湿度も低くて、ぶらぶら歩いているだけで幸せな気分になれます。そんな陽気に誘われて中央線の名撮影地、新桂川橋梁に出かけました。ちょうどこの日は201系が午後の大月行きに充当されていました。

 本来は街の電車である通勤型の201系ですが、大月に乗り入れを開始したのが1986年ですから、中央東線の風光にもすっかり馴染んでいます。この雄大な鉄橋にはやっぱり長編成の列車が似合います。6輛編成の普通列車では役者としての格が足りない気分になってしまうのですが、10輛編成のオレンジ電車は存在感も十分です。この地には長編成の特急列車も多数走っているのですが、どれも白っぽい塗装で今ひとつ印象が薄いのが残念です。もっとインパクトのある塗装の列車が現れないかな、と思っています。

(2009.11.3 中央本線 鳥沢-猿橋 Chuo line Torisawa - Saruhashi)

名残りの秋桜とオレンジ電車