大海原を背に

 1990年の正月、初めて伊豆急を訪問しました。目的はJR169系の臨時列車だったように記憶していますが、こちらの方は大した写真が撮れておらず、せっかく遠くまで来たのだからと帰りに立ち寄った、太平洋をバックにした有名撮影地が印象に残っています。当線の主役はJR185系の特急踊り子号(251系のスーパービュー踊り子号はまだデビューしていませんでした。)とリゾート21こと伊豆急2100系で、JR113系と伊豆急100系・1000系の普通列車が脇役をつとめていました。

 なかでも印象にの残っているのは個性的な伊豆急の電車たちでした。インパクトの強いリゾート21もそうですが、伊豆急のイメージを作り上げてきた100系電車は塗装も含めて大変魅力的な電車でした。譲受車が主力になってしまった今日とは違って、夢のある電車を作ってきた伊豆急のセンスに魅せられました。

(1990.1.2 伊豆急線 川奈-富戸 Izukyu line Kawana - Futo)