風に翻弄されて　Reshui : 混合列車 [記憶に残る鉄道情景]　Railway Photos

　熱水の3日目は朝からよく晴れました。いつものように上店駅で列車の時間を聞くと、東行き、西行きともそれなりの本数があるようで一安心です。すぐに東行きが来たので上店駅手前の築堤で構えました。いい煙が出ていたのですが、列車に陽が当たる前に来てしまって残念賞でした。

　その後、午前中は六地溝駅手前の撮影地に行ってみました。「鉄道ダイヤ情報」にも紹介されて有名になった場所です。熱水を発車した列車がオメガの一段目、二段目と登ってくるのが見え、しばらく姿を消したのち、切通しを抜けて目の前を通り過ぎて六地溝駅の方へ向かって行くのを見送ることができる、なかなか見事な撮影地です。しかしこの場所は風の通り道になっていて、昨日の雪も風で飛ばされてしまい、ほとんど地面がむき出しになってしまっています。第一、列車を待っていても辛くてたまりません。そこで列車が来るまで六地溝駅で休ませていただいて、列車が嗄拉徳斯汰駅を発車したのを確認してから撮影地に向かいしました。

　しかし風の強さは変わらず、一段目、二段目では綺麗に流れている煙も、列車が切通しを抜け来ると大暴れをしてしまって、なかなか思うようには撮ることができません。ご覧いただいている写真は昼前にやって来た本日2本目の西行きで、どうにか見られる程度に煙がまとまった一瞬です。(それでもグタグタの煙であることには変わりはありませんが。) という訳で、この場所は2本撮影して撤収することにしました。次の西行きはお気楽にサミットの国道から撮りましたが、単機牽引の短い列車でしたから、どうやらこれで正解だったようです。

(2000.11.26　集通線　嗄拉徳斯汰-六地溝　Jitong line　Galadesitai - Liudegou)

六地溝駅の駅員さん、今はどうしているのでしょうか。