雪の音威子府

 宗谷本線の定期排雪列車、昼間の時間帯に毎日走るラッセル車として人気を集めています。今はダイヤが変ってしまいましたが、数年前までは音威子府駅で乗務員の昼食休憩を兼ねた長時間停車がありました。この時間は乗務員はもとより、ラッセルを撮影するマニア連中にとっても絶好の休息時間になっていました。音威子府駅に今も残る「黒い駅蕎麦」を食べて、ホームに佇むDE15を眺めるのもなかなか良いものです。そして入場券を買えばホームに入ることもできます。

 かつては天北線の分岐駅で名寄機関区の機関支区もあって、交通の要衝としての威容を誇った音威子府駅も、多くの線路が剥がされてしまって寂しい限りですが、ホームや跨線橋の佇まいには僅かに往時の面影がしのばれます。前日から間断なく降り続いている雪が、また強くなってきました。昔よく見た昭和時代の冬の写真を思い出して、降りしきる雪が画面を斜めに流れる様を、スローシャッターを使って写し込んでてみました。

 宗谷本線のDE15ラッセルは今でも健在ですが、JR北海道の厳しい経営環境のなかで、普通列車の削減に伴って音威子府駅での長時間停車はなくなってしまいました。黒い駅そばをを啜りながらDE15を眺める、素敵な昼食時間が失われてしまったことは誠に残念なことです。

(2014.1.12 宗谷本線 音威子府 Soya line Otoineppu)

2014.1.11
夕闇迫るころ
2014.1.12
勇知、雪の朝
地吹雪を衝いて
現代の「北辺の機関車たち」
雪の音威子府
怒涛の宗谷ラッセル