現代の「北辺の機関車たち」

 南稚内から音威子府へ向かう雪372レは4323Dと交換するために、雄信内駅で小休止します。雄信内駅の好ましい雰囲気に魅せられてしまい、追っかけ撮影の途中で時間があるとDE15の姿を見に出かけたものでした。今日では無住となってしまいましたが、かつてはそれなりの住人がいたのでしょう。駅周辺の廃屋の雰囲気すら好ましいものに思われました。

 先日来の大雪のなか、厳しいラッセルを続けてきたのでしょう、この日の主役、DE15 2515号機の着雪の凄さは大変なものでした。車体一面、雪と氷にまみれている姿を見ると、大木、武田、堀越の三氏が昔キネマ旬報社から出版した伝説の写真集、「北辺の機関車たち」に登場する蒸気機関車たちの姿が脳裏に蘇ってきました。40数年の歳月を隔てて、走る列車は大きく姿を変えていますが、沿線の風光や冬の厳しい気候は今も大きくは変わっていないのではないでしょうか。

 同行のO氏、T氏とそんなことを話しながらシャッターを切ったことを憶えています。この、現代の「北辺の機関車たち」が末永く活躍してくれることを祈らざるを得ません。

(2014.1.12 宗谷本線 雄信内 Soya line Onoppunai)

雄信内駅
好ましい雰囲気の雄信内駅 (2012.1.8)

2014.1.11
夕闇迫るころ
2014.1.12
勇知、雪の朝
地吹雪を衝いて
現代の「北辺の機関車たち」
雪の音威子府
怒涛の宗谷ラッセル