日の出前の冷気を衝いて

 大晦日の朝もいつものように早起きをして、まだ暗いうちにホテルを出発します。上店の駅で聞いてみると、今日は列車の本数が多いようです。すぐに西行きの列車が来るということで、まだ日の出前の時間ではありましたが上店手前の国道から撮りました。そして更に東行き列車も登って来るとのことで、下坑子の国道のそばから司明義大橋を仰ぎ見るポイントに行きました。

 それでもまだ日の出前で暗いのですが、重連貨物が峠を登ってきました。デジタル時代の今日なら当然、この写真を撮っている我々のの背後を走って来る一段目から撮り始めるところですが、銀塩時代の当時、そんなことは思いも及ばないことでした。当時のフィルムの性能ではこの時間、司明義大橋を渡る列車をシルエットにして撮るのがベストの選択でした。 

 日の出前の冷気を衝いて、シルエットとなった前進型重連が駆ける姿はなかなかの迫力です。私たちN社のツアーの他、S氏が率いるグループの面々も同じ場所にいて、皆その美しい姿に酔いしれていました。朝から幸先の良い一日で、これからの撮影に期待が膨らみます。

(1997.12.31 集通線 下坑子-上店 Jitong line Xiahangzi - Shangdian)

1998.1.2
僥倖
1998.1.3
三たび、承徳へ