御茶ノ水渓谷、夏の午後

 この写真、どこから撮ったかおわかりになりますか。水道橋から御茶ノ水方向を向いて撮った写真です。急行線を走る快速電車が緩行線をアンダークロスして、トンネルから出てくる辺りを水道橋から見てみると、こんなに緑深い景色を望むことができるのです。

 しかしこの場所の難点は、線路の北側から写真を撮ることになるので、順光で撮れるのは夏の夕方に限られることです。中央線快速電車にE233系が投入される以前に撮っていれば何でもないことですが、201系最後の夏、気まぐれなH7編成の運用を追いかけていた私にとっては、なかなかハードルが高くて、やきもきしながら撮影できる機会を伺っていました。

 そして夏至直後のこの日、16時過ぎの上り列車にH7編成が充当されました。この時期にしては珍しく晴れの予報が出ていたこともあって、午後の半日休暇をいただいて水道橋に向かいました。御茶ノ水渓谷の緑は美しくて、待っている時間にも気持ちが高ぶります。E233系の練習電でシャッターのタイミングを確かめて、あとは背後を走る電車の裏被りさえなければ完璧です。

 そして本番、よく見ると下り快速電車のE233系の頭がちょっと見えていますが、まずまずOK、狙った写真が撮れて胸をなでおろしました。せっかく半日休暇をいただいたのですから、その後も日が沈むまでH7編成を追いかけたのは言うまでもありません。

(2010.6.24 中央本線 水道橋-御茶ノ水 Chuo line Suidoubashi - Ochanomizu)