雪の日の通勤特快
 最近では気候の高温化が進んで、東京近郊で雪の降る機会もすっかり少なくなってしまいましたが、それでも2月は例年、東京近郊で雪の降る可能性がが最も高くなる季節です。そして2012年、201系オレンジ電車が中央線を走らなくなってしまって2回目の冬、2月も最後の29日です。この日は朝から雪の予報が出ていたので、休暇をいただいて臨戦態勢をとっていました。

 当日、早起きをして気象情報を確認すると、中央線の山梨方面は結構大雪のようです。それでは、いざ出陣ということで下り電車に乗り込みます。こういったときには、ソレルの靴をはじめとする酷寒地に向けた装備が大活躍します。そして高尾で乗り換えて向かったのは梁川です。

 中央線も高尾から先の山岳区間に入ると、雪の降り方も激しさを増して視界が遮られるほどです。この日の雪はなかなかのもので、私の大好きな降雪中の写真がいっぱい撮れて嬉しかったです。この日のメインターゲットは当然、横須賀色の115系だったのですが、今日はE233系の「通勤特快」の写真をご覧いただきたいと思います。

 一面の雪景色の中、E233系の行先表示器に輝くピンクの「通勤特快」の文字が印象的です。この表示は201系の行灯に匹敵するくらい、インパクトがあるのではないのでしょうか。201系全盛時代に撮ることができなかった私が撮れる、これが精一杯の写真なのですが、それでも嬉しい気持ちを抑えることはできませんでした。

(2012.2.29 中央本線 鳥沢-梁川 Chuo line Torisawa - Yanagawa)

大雪の朝、梁川にて