2007年に廃止されてしまった鹿島鉄道がまだ元気だった1989年、住宅都市整備公団(当時)が開発した南台ニュータウン(フローラルシティ南台)のアクセスのために、石岡南台駅を新設するとともに石岡・玉里間の区間列車を増発しました。その際に新形のKR500形も2輛新製されて、 ...
カテゴリ: DC 私鉄
一足早い稔りの季節 Otaki
いすみ鉄道のキハ52がタラコ色に変わった2014年、夏休み中のファンサービスとして、普段は土休日にキハ28との2輛編成で運行しているキハ52を、平日に単行で走らせてくれました。いすみ鉄道でキハ52が走り始めた頃、中井精也氏が開拓した撮影地には単行列車が似合う場所が多 ...
春風に誘われて Kashima
3月も下旬、春分の日の頃になると日に日に暖かさが増して、なんとはなしに楽しい気分を感じられる日が増えてきます。まだ桜や新緑の季節には早くて景色は荒涼としていますが、日差しはすっかり春のもので、そんな日はどこかに撮影に出かけたくなってしまうものです。 この ...
収穫の季節 Ishige
関東地方でも、当時はいくつかののローカル私鉄で走っていた国鉄形のボロキハですが、その中でも関東鉄道のキハ101、キハ102は印象が薄く、なかなか訪問する機会がありませんでした。当時、ひたちなか海浜鉄道のキハ205、キハ2004、キハ2005やいすみ鉄道のキハ52などは事業 ...
石岡の朝 Ishioka
1979年に関東鉄道から分離された鹿島鉄道、同時に分離された筑波鉄道が1987年に廃止されてしまったのに対して、自衛隊百里基地の燃料輸送に活路を見いだして、なんとか命脈をつないでいました。1990年度の運輸成績を見てみると、旅客運輸収入316百万円に対して貨物運輸収入 ...
雪晴れ Hitachinaka
この季節、休みの日に雪の天気予報が出たりすると、もう嬉しくて夜も寝られない気分になってしまうから不思議です。この日も、前の晩から雪が降るかもしれないという予報が出ていました。早起きして各地のアメダスを調べてみると、水戸の積雪が6cmと出ていました。ひたちな ...
ひたちなか、夏の空 Hitachinaka
2011年の地震で大きな被害を受けたひたちなか海浜鉄道も7月には全線で復旧して、再び元気な姿を見せてくれるようになりました。また、国鉄キハ20を引き継いだキハ205が冷房付きの強みを活かして、同鉄道の主力の一角として活躍してくれたのも嬉しいことでした。 8月末の日 ...
営農大学校のこと Shichinohe
毎年のように通ったゴールデンウィークの「C62ニセコ号」ですが、その前後に北海道や東北のさまざなま鉄道を訪れることができました。なかでも野辺地から七戸までトコトコ走っていた南部縦貫鉄道などは、こんな機会でもなければまず訪問することはできなかったと思っていま ...
緑の田圃 Ishige
電化できない通勤路線として大量のディーゼルカーを使い続けている関東鉄道常総線で、時代が昭和から平成に変わった頃、キハ300、350、100形(元国鉄キハ30、35、36形)の一族が主力として大活躍していました。時代の要請に合わせて冷房装置も搭載していましたが、1993年から ...
小谷松の紫陽花 Otaki
大糸線で使用されていたキハ52が千葉のいすみ鉄道にデビューしたのが2011年ですから、もう6年以上も経って房総の風光にもすっかり馴染んでいます。なかなか訪問する機会がないうちに、2013年にはキハ28も富山からやって来て2連で走り出しました。そして6月にはヘッドマーク ...
緑の季節 Hitachinaka
2013年のゴールデンウィーク、ひたちなか海浜鉄道のサイトを見ていると、5月5日と6日の二日間、キハ205+キハ2005の編成が運用に入るとのことでした。めったに見られない国鉄一般色と国鉄急行色のコラボです。天気予報でも良い天気が続くといっています。これは行くしかない ...
北国にも春の訪れ Noheji
南部縦貫鉄道という鉄道は、建設当初から休廃止に至るまで、文字どおり苦難の道を歩んだ鉄道といえましょう。しかし、1962年の開業から1997年に休止されるまで35年間にわたって、経営の苦しさなどとは関係なく、南部縦貫鉄道のレールバスは毎日毎日、淡々と走り続けました ...
桜満開の芦野公園 Kanagi
東京では3月末から4月上旬に満開になる桜も、はるか東北、津軽鉄道の沿線ではゴールデンウィークの頃にようやく見頃を迎えます。なかでも金木のそばにある芦野公園の桜は昔から有名で、列車に覆いかぶさる桜花を称して桜のトンネルと言われてきました。 こんな有名な桜の ...
ひたちなかの思い出 Hitachinaka
常磐線の勝田から阿字ヶ浦まで走るひたちなか海浜鉄道は、茨城交通湊線といったほうが我々の世代にはしっくりくる鉄道です。高校時代のクラブの夏合宿が平磯で行われていたので、毎年暑い時期にお世話になりました。 当時は北海道の羽幌炭鉱鉄道や留萌鉄道から来たキハ22 ...
常陸小川 夏の朝 Kashima
田んぼに蓮田に森にキハ、絵に描いたような鹿島鉄道の情景です。こんな幸せな光景に出会えただけで、鉄道写真を撮っていて本当に良かったと思ってしまいます。 この列車は朝の通学列車で、三井芦別鉄道や夕張鉄道からやってきた、貴重な湘南形のキハが2連で運用されていた ...