混合列車 [記憶に残る鉄道情景] Railway Photos

客車と貨車がひとつの列車に編成される混合列車のように、個性豊かでちょっと懐かしい鉄道情景をご覧いただきたいと思います。

タグ:中央本線

 早春の梅の季節も過ぎて、だんだん春が深まって来る頃に咲く花といえば、やっぱり菜の花と桜ということになります。ここのところの冷え込みで今年は桜の開花が遅れていますが、近年では高温化が進んで、東京では3月中に桜が咲くのが当たり前になってしまいました。しかし私 ...

 この日は首都圏では珍しい雪の予報がでていましたから、事前にお休みをいただいて準備万端整えて、横須賀色の115系をはじめとする中央線の列車の写真を撮るために、気合いを入れて早起きをして朝一番の電車で梁川まで出掛けました。 午前6時過ぎに梁川駅に着いた時から雪 ...

 2008年からの2年間、狂ったように撮り続けてきた中央線201系オレンジ電車でしたが、ついに最後のときがやって来ました。 本来であれば2008年春にはすべてE233系に置き換えられるはずでしたが、三鷹・立川間高架化工事に伴う運用増によってH4、H7の2編成が辛くも生き残りま ...

 1964年に勾配区間用直流電気機関車として登場したEF64が、最初に投入されたのは奥羽本線の福島-米沢間でしたが、この区間は1968年に交流化されて機関車もED78とEF71に置き換えられましたから、私のような若輩者がその活躍を知る由もありません。1966年からは奥羽本線に続い ...

 中央快速線へのグリーン車連結とトイレ設置のため、E233系を改造するために不足する車輛の補充として、常磐緩行線から2編成がコンバートされてきた地下鉄乗入仕様の209系1000番台、車体幅が狭かったり前面貫通路が付いていたりと、E233系とは若干雰囲気が異なるのですが、 ...

 一年中で私が一番好きな季節が、燃えるような新緑の新緑の季節です。早春、まだ吹く風も冷たい季節にまず紅白の梅が咲き始めて、いよいよ春も本番を迎えると千両役者たる桜が咲き乱れるようになります。そしてソメイヨシノが桜吹雪から葉桜に変わる頃ふと気がつくと、あた ...

 常磐緩行線と地下鉄千代田線の増発に伴い20輛だけ製造された209系1000番台が、2019年になって中央線快速電車に転用されたのは全く想定外の出来事でした。中央快速線では、グリーン車導入とトイレ設置に伴うE233系の改造工事のため予備車が不足する一方、常磐緩行線では車種 ...

 冬の季節、関東地方での撮影でターゲットになるものの一つに、雪化粧した富士山があります。地元の中央線複々線区間でも、西荻窪辺りなどの車窓からは富士山の美しい姿を望むことができるのですが、如何せん電車と一緒に写し込むのはハードルが高すぎます。という訳で、富 ...

 2014年の2月、関東地方は空前の大雪に見舞われました。その第一弾は8日の土曜日で、東京都心でも積雪27センチを記録して1969年3月12日以来、実に45年ぶりの大雪となりました。このとき私はちょうどドイツから帰国して、陸の孤島と化した成田空港で足止めを喰らってしまいま ...

 中央本線の新宿から富士急行線の河口湖まで、今日では特急「富士回遊」が直通していますが、2019年3月まで、週末には同じ区間を快速「ホリデー快速富士山」(2013年6月までは「ホリデー快速河口湖」)が走っていました。特急型車輛を使用して乗車券のみで利用できたホリデー ...

 近年の気候高温化に加えて東京都心ではヒート・アイランド現象も加速していて、昔と比べると驚くほど気温が高くなっていて、夏はますます暑くなり、冬の寒さはどこへやら、春には桜は3月に咲くし、秋の紅葉の時期もどんどん遅くなってきています。201系オレンジ電車が中央 ...

 東京で、おやじサラリーマンが集う街といえば王者「新橋」に続いて「神田」の名前もすぐに頭に浮かびます。そして新橋も神田も、歴史を感じさせる煉瓦造りの高架下に大衆的なお店が軒を連ねていて、夜になると街行くサラリーマンが吸い込まれていったものでした。そして201 ...

 中央線快速電車の終点は言わずと知れた高尾駅ですが、高尾といえば高尾山、高尾山といえば天狗伝説で有名です。という訳で、高尾駅の3・4番線ホームの東京よりには天狗様の顔の石像が鎮座していて、高尾駅にやって来るお客を睨みつけています。 この天狗様、異様に高く伸 ...

 5月は東京でも緑が一番きれいな季節と言えるでしょう。上旬には、まだ黄緑色の新緑の面影を残していた木々の緑も、中旬から下旬にもなると緑の濃さもまして、深緑と言ってよい趣きになってきて、街行く人々の目を楽しませてくれます。美しい緑の木々が青空に映える、梅雨入 ...

 近年は気候の高温化が進んで、東京の街なかで雪が降る機会はすっかり減ってしまいました。今年は新年早々、都心でも珍しく10センチも雪が積もりましたが、もう何年も街なかで積もるような雪が降った記憶がありません。しかし201系オレンジ電車が中央線に走っていた10数年前 ...

 2010年の1月26日、2月1日から3月31日まで「中央線201系・愛されて30年」キャンペーンを実施すると、やや唐突に発表されました。201系の中央線での営業開始は1979年8月でしたから、すでに31年目に突入していますし、2010 02 01という日付けをもじって2010年2月1日を「201系 ...

 長野オリンピックの開催が決まった翌年の1992年から、信越本線を中心に活躍していた長野総合車両所の115系電車の塗装が、オリンピックを控えたイメージ・アップを図るために、白地に青濃淡の帯を巻いた長野色(二代目)に変更されました。当初は東京に住んでいた者にとって縁 ...

 鉄道マニアにとって、「山線」というのは大変魅力的な言葉なのではないかと思います。勾配、補機、力闘などといったマニアの琴線に触れる数多くの言葉が連想されて、「山線」という言葉を聞くだけで脳内にアドレナリンが充満した気分になってしまいます。古くは岩切-品井沼 ...

 同じ中央線とはいっても、東京から高尾までの通勤電車区間と、高尾から先の列車区間ではガラッと雰囲気が変わります。古くは51形から63・73形、101系、201系、E233系といった電車が走った通勤電車区間に対して、列車区間ではED17やEF13が牽く客車から71形、115系、211系電 ...

 1928(昭和3)年、牛込駅と電車線の飯田町駅を統合してできた飯田橋駅を象徴するような場所が、牛込橋に面した西口の改札からホームに通じる長い連絡通路でした。昭和の面影を残した雰囲気がちょっと素敵で、憶えている方も多いことと思います。 2020年に中央線快速電車と中 ...

 中央線で最後の活躍を続けていた201系オレンジ電車、三鷹~立川間の高架化工事による運用増もなくなり、この年の3月で引退するかと思っていたのですが、E233系電車の改造工事に伴って、H7編成のみが辛くも生き残って通常運用についていました。 こうして最後の夏を迎えた ...

 東京を代表する梅林だった青梅の吉野梅郷でプラムポックスウイルス感染症が蔓延して、2014年には全ての梅の木が伐採されてしまいました。青梅で梅郷が復活するにはもう少し時間がかかりそうですが、青梅なき後の梅の名所として、高尾梅郷を忘れることはできません。 この ...

 毎年2月になると咲き出す河津桜は、梅とともに春の訪れを告げてくれる花の代表と言って良いのではないでしょうか。まだ寒さは厳しくても、日が伸びてきてきたことを実感できるこの時期に咲く、濃いピンク色の河津桜は、春を呼び込んでくれるような趣があります。武漢肺炎騒 ...

 最近では気候の高温化が進んで、東京近郊で雪の降る機会もすっかり少なくなってしまいましたが、それでも2月は例年、東京近郊で雪の降る可能性がが最も高くなる季節です。そして2012年、201系オレンジ電車が中央線を走らなくなってしまって2回目の冬、2月も最後の29日です ...

 2月になって立春も過ぎると、吹く風は冷たくても日が伸びたことが実感できるようになり、日中は日差しが強くなっていることが分かります。そして早咲きの梅の便りも聞こえてくると、冬が終わって春が近づいてきていることを感じ、心が軽くなる気がするのは私だけでしょうか ...

 中央線の201系オレンジ電車、高尾以西の山岳区間で自然の中を走る姿も素敵ですが、やっぱり都会を走る通勤電車です。いかにも都会、という景色の中を走る姿も記録しておきたい、との思いも強くありました。そんなことを考えているとき、新宿の高層ビルから中央線の電車を撮 ...

 明けましておめでとうございます  Happey New Year 2020年は多難な年でしたが 2021年こそ皆さまにとって明るく楽しく平和な一年となることを祈念いたしまして 年頭のご挨拶とさせていただきます あわせて 本年も小ブログをよろしくお願いいたします  2021年 元旦 私 ...

 中央線の特別快速、朝の通勤特快、夜の通勤快速といった速達系の電車は、当然のことながら途中駅で普通の快速電車を追い抜くのですが、201系オレンジ電車が残り2本のみとなってしまったこの時期、201系が201系を追い抜く光景を見ることも難しくなっていました。 数年前だ ...

 気候の高温化が進んだ今日でも、さすがに11月の声を聞くようになると涼しくなって、秋の深まりを感じられるようになります。そして、この時期の風情を感じさせてくれる風情の筆頭は、何といってもススキなのではないでしょうか。涼しい地方では9月頃からススキの穂が開きま ...

 午後から夕方にかけての中央線快速電車、飯田橋駅と市ヶ谷駅の間にある新見附橋から撮ると、正面がちで結構迫力のある絵が撮れます。現在では左上方に緩行線飯田橋駅のホームが写るのだと思いますが、201系が活躍していた当時は、旧牛込駅の痕跡を残す緩行上り(A)線の微妙 ...

 暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、暑い夏も終わりが近づき秋の気配が漂い始める9月下旬、この時期を待っていたかのように、あちらこちらで真っ赤な彼岸花が咲き始めます。当時は中央線の多摩川鉄橋そばの土手も、彼岸花が咲くので有名で、私もその写真を撮りに出かけたた ...

 中央線の朝に走っている「通勤特快」は紛れもなくエースと言えます。青梅からの列車は立川まで各駅停車なので若干格落ちですが、中央線の高尾や大月などからやって来る「通勤特快」は、高尾から新宿まで途中、八王子、立川、国分寺停車と、特急と見まごうばかりです。 こ ...

 この写真、どこから撮ったかおわかりになりますか。水道橋から御茶ノ水方向を向いて撮った写真です。急行線を走る快速電車が緩行線をアンダークロスして、トンネルから出てくる辺りを水道橋から見てみると、こんなに緑深い景色を望むことができるのです。 しかしこの場所 ...

 雨の季節は鬱陶しいもので、どうしても出不精になってしまいます。たまに写真を撮りに行っても、待っている最中から、しとしと、ザーザーと降る雨に濡れてしまっては気持ちも落ち込んでしまうものです。もちろん良い写真が撮れれば、その結果には満足できます。しかし私に ...

 以前も書きましたが、中央線の素晴らしいところのひとつに、都心を走っているということを忘れさせてくれるくらい、車窓から緑や水面が見える区間が多いことがあると思っています。そんな中央線のなかでも、201系オレンジ電車を撮りに行った回数が一番多かったのは、間違い ...

 2020年3月のダイヤ改正で、中央線快速電車と中央・総武線各駅停車の運用が完全に分離されました。いままでは早朝深夜には中央線の快速電車は走っておらず、中央線のオレンジ電車も各駅停車になって緩行線を走っていました。その陰であまり目立たなかったのですが、中央・総 ...

 東京から高尾へ向かう中央線の快速電車ですが、もちろん全ての電車が高尾まで行く訳ではなく、青梅線へ直通する電車を除いても、八王子、豊田、立川、武蔵小金井止まりの電車も数多く運転されています。そんななかでひときわ異彩を放っているのが、休日の朝に一本だけ運転 ...

 三鷹~立川間の高架化工事による運用数増加を補うために2編成だけが残されていた中央線の201系オレンジ電車ですが、高架化工事も大詰めをむかえ、2010年3月13日のダイヤ改正では、中央快速線の運用数も工事前の水準に戻ることになって、完全に引退することがが予想されてい ...

 2010年の年明け、中央線大月までの山線区間で201系のハンドル訓練があるらしい、という噂がネット上に駆け巡りました。三鷹~立川間の高架化工事期間中の運用増加によって2編成のみ残っていた201系ですが、工事の進捗に伴ってこの年の春にも引退するのではないか、と言われ ...

 中央線201系オレンジ電車にとって最後の冬を迎えたこの年の12月、一度は撮ってみたかったこのアングルで決める機会をうかがっていました。その条件としては、中途半端に光線が入らない曇りの日か日の低い時間であること、「通勤特快」などの行灯があること、ホーム上の人の ...

 長らく中央東線の普通列車の主の如く活躍を続けてきた、豊田の横須賀色115系も引退の時期が近づいていました。すでに武蔵小金井の留置線の奥の方には、115系を置き換えることになる211系が多数留置されていて、Xデーはいつなのか、増解結運用のある115系をどのように置き換 ...

 秋の午後の陽を浴びて、中央線の複々線区間を走る201系オレンジ電車の東京行き各駅停車です。沿線の住民からすると違和感満載の光景です。夏の早朝、朝日をいっぱいに浴びて走ることはありますが、午後の緩行線をオレンジ電車が走ることは通常ありません。  実はこの日、 ...

 柿の実も色づく頃になると、しみじみと秋の深まりを感じるようになるのは私だけではないでしょう。中央線の沿線でも、柿の実と列車を一枚の写真に写し込める場所が幾つかあります。しかし、柿の写真をはなかなか手強くて、まだ葉っぱがいっぱいついていると柿のオレンジ色 ...

 線路沿いの路地に輝く赤提灯に黒々と墨書された文字は「大衆酒場」、いっぱい並んでいる提灯にはビールの銘柄、その上には肴の品書きが並んでいます。うゎー、たまりませんねぇ。もうフラフラと店に入りそうになってしまいますが、そんなことをしている場合ではありません ...

 普段はネタ列車とは距離を置いているつもりの私ですが、地元の中央線にお召列車が走るとなれば、やはり心穏やかではいられません。とは言うものの、前の晩から場所取りをするなどといった狂態にはとてもついて行けないのも事実です。中央線では前年の11月にもお召列車が運 ...

 中央線のオレンジ電車201系、普段は都会を走っている電車ですが、高尾以西の山線区間の運用は花形で、緑のなかにオレンジバーミリオンの塗装が映えて、とっても素敵でした。毎日走っている頃に撮影すればな何もないことですが、すっかり数を減らしてしまって僅か2編成が残 ...

 近年、気候の高温化(「温暖化」などという生易しい言葉は実態を全く表していません)が進んで、鉄道でも毎年のように各地で被害が発生しています。2014年も台風8号による7月9日の豪雨で、中央西線 南木曽-十二兼間にある梨沢橋りょうの橋桁が流失するなど甚大な被害を受け、 ...

 梅雨も明けて真夏の日差しが照る季節、沿線の花の主役も紫陽花から向日葵へと移り変わります。この年も7月17日に梅雨が明けとるとすぐに最高気温35℃以上の猛暑日が続いて、厳しい夏が始まりました。そして、鳥沢の鉄橋のたもとにも向日葵が咲きはじめました。 7月最後の ...

 上越線と中央線を中心に活躍している「ブルーサンダー」ことEH200形電気機関車、EF64を駆逐した憎っき存在ですが、そのゲンコツスタイルには好感を持ってしまいます。全部で25輛の少数派ですが試作機の901号機がいて、車体側面の「ブルーサンダー」マークが今でもついてい ...

 梅雨の花、紫陽花はやっぱり雨の日が似合うものです。中央線でも八王子の先の線路端に結構な紫陽花が咲いているのは知っていましたが、なかなか上手い具合に出かける機会がなく、気がつけばもう7月になってしまいました。うかうかしていると紫陽花の季節も終わってしまいま ...

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