混合列車 [記憶に残る鉄道情景] Railway Photos

客車と貨車がひとつの列車に編成される混合列車のように、個性豊かでちょっと懐かしい鉄道情景をご覧いただきたいと思います。

タグ:蒸気機関車

 開業以来100年以上ずっと蒸気機関車で運転されてきたダージリン・ヒマラヤ鉄道も、さすがに21世紀になるとディーゼル機関車が導入されて、蒸気機関車は定期列車の牽引から外されてしまいました。今では、昔ながらの蒸気機関車が走るのは、「ジョイ・ライド」というダージリ ...

 私が初めてダージリン・ヒマラヤ鉄道のことを知ったのは、言わずと知れた「鉄道賛歌」、けむりプロの写真集を見たときです。上芦別から始まって、頚城、基隆、阿里山など、この写真集に載っていた刮目すべき鉄道たちの掉尾を飾っていたのが、ダージリン・ヒマラヤ鉄道でし ...

 この日、承徳の専用線でやって来た列車は力行側で日中に4本で、当時としては標準的な運行状況でした。しかし、通常この専用線では建設型と上游型が共通で使用されていたのですが、この日はなぜか上游型のみで運転されており、終日、独特の甲高いブラスト音を響かせていまし ...

 熱水、葉柏寿と撮影をしてきたツアーもいよいよ最終日、上游形や建設形の3台運転が見られることで有名な、承徳製鉄所の専用線にやって来ました。朝から良い天気に恵まれて、気合いを入れて定番の俯瞰ポイントに向かいました。この地には珍しく結構な風が吹いています。今回 ...

 この日、葉柏寿での収穫は実質、変則三重連1本という結果になってしまいましたが、めげずに今回のツアー最後の目的地、承徳へ向かってバスは走ります。ところが建平の街を抜けてしばらく行くと、列車のものと見られる白煙が見えてきました。近づいてみるとそれは承徳方面へ ...

 まだ蒸機が結構残っているとの噂に誘き出されてやって来た葉赤線でしたが、いざ行ってみるとやって来るのは緑豚ばかりで、完璧に撃沈されてしまいました。午前中いっぱい粘ったのですが成果もなく、遂に諦めて建平の街へ戻って昼ご飯を食べることにしました。ところがバス ...

 熱水での撮影も無事に終わって赤峰で一泊し、翌日は早起きをして朝5時発のの快客610次で葉柏寿に向かいます。葉柏寿には、1996年のゴールデンウィークに訪問したことがあります。その後無煙化が進んだのですが、'97年の後半になって葉赤線では再度蒸機が増えているとの話で ...

 中国の地方鉄路ではよくあることでしたが、ここ集通鉄路も日によって列車本数に結構な差がありました。次の東行き貨物がやって来るまで3時間、もう昼過ぎになってしまいました。これが短距離の鉄道なら「元日は列車本数が少ないね。」という話になるのですが、何日もかけて ...

 充実した大晦日の撮影を満喫して新しい年を迎えました。気がつけば今回のツアーの熱水滞在も最終日になりました。元旦とは言っても特別なことは何もなく、いつものようにカップラーメンの朝食を食べて撮影に向かいます。新年最初の撮影は日の出前の下坑子の駅で東行き貨物 ...

 列車本数が多くて充実していた大晦日、この日撮影した最後の列車は、客車に続いてやって来る西行きの貨物となりました。上店のトンネルの上でガイドのHu氏は、「この丘に登ってみな。」とと言ってトンネルの上の小山を指差します。撮影地の下調べには定評のあるHu氏のアド ...

 2日に1本しか撮ることができない貴重な旅客列車、第1Ω手前で撮ってから、早速サミットまで追いかけます。列車は高度を稼ぐために大きく迂回、というより一度嗄拉徳斯汰の方へ戻ってから、六地溝駅を通って上店までやって来ますから、サミットのトンネル手前ではゆっくり時 ...

 内蒙古自治区の集寧と通遼を結ぶ集通鉄路、内蒙古から東北部への石炭をはじめとする貨物輸送のバイパス線として建設されましたから、もともと旅客輸送はおまけのような存在でした。このため開通当初の旅客列車は、集寧南から通遼までの直客と集寧南から大板までの普客が一 ...

 朝から列車本数が多かったこの年の大晦日、午前中に東行き列車を2本撮った後、昼前に西行き列車があるとのことで、嗄拉徳斯汰から上店まで追いかけることにしました。前進型重連とはいうものの列車のスピードは遅いので、途中で何か所か撮れるだろうと期待して、初めての集 ...

 昭和の末期から平成の初め頃に函館本線を走っていた「C62ニセコ号」、ゴールデンウィークには毎年かかさず出かけましたが、この時期の北海道は天候が意外と安定せず、ピーカンの青空の下で撮った回数は思いのほか少なかったように記憶しています。 この日も曇りがちで、時 ...

 下坑子駅でなかなか見事な接近戦を果たし、その興奮も冷めやらぬうちに、前進型重連の列車は経棚側の第2Ωを抜けて、二段目の勾配を駆け上がります。そして二段目のハイライトは、何といっても雄大な光景の中の司明義大橋です。 大きな築堤を経て、綺麗なカーブを描く司明 ...

 大晦日の集通鉄路は朝から列車が多くて、司明義大橋でシルエットを取ってから1時間ほどで、次の東行き貨物がやって来ます。ツアーのメンバーはそれぞれ好みの場所に散開しましたが、私とM氏の2名は下坑子駅を出てすぐのストレートで線路端かぶりつき写真を撮ることにしまし ...

 大晦日の朝もいつものように早起きをして、まだ暗いうちにホテルを出発します。上店の駅で聞いてみると、今日は列車の本数が多いようです。すぐに西行きの列車が来るということで、まだ日の出前の時間ではありましたが上店手前の国道から撮りました。そして更に東行き列車 ...

 集通鉄路の熱水は一年を通して風の強い土地ですが、開通初年度の年末は、その強風の影響をあまり受けずに撮影することができたように思います。しかし2年目の年末には当地の強風はその本領を遺憾なく発揮して、慣れない撮影者たちを翻弄することになりました。12月28日こそ ...

 集通線の開業当初、熱水の経棚側の撮影地で最初に有名になったのが、下坑子駅の南側に聳えていた、通称A山です。下坑子駅侵入から第2Ωから第3Ωを望み、さらに二地のΩの出口まで見渡せる第一級の撮影地です。しかし、当時は司明義大橋近くの国道はまだ工事中で、集落にほ ...

 昨年、初めての熱水行きの際には、他のツアーに先に寝台券を取られてしまって、北京から延々冷凍バスでの熱水入りを余儀なくされたのですが、2年目の熱水は訪れるツアーも少なくて、無事寝台車で赤峰に向かうことができました。赤峰駅からなら熱水まで4時間あまり、楽ちん ...

 20世紀の中国蒸機撮影旅行の基本パターンは、成田を午前に出発して北京で夜行列車に乗り継ぐというものでした。今と違って東京から中国へ向かう空路は北京行きと上海行きしかなくて、東北部や内蒙古に行くのに効率の良いスケジュールを組める、北京行きの午前便は、ANA、JA ...

 東勝での撮影を終えて包頭へ戻る途中、ちょうど東勝と包頭の中間付近に位置する響沙湾に立ち寄りました。石炭トラックがガンガン走る恐ろしい国道をそれて少し走ると、正面に砂漠が見えてきます。ここは大きな段丘状の地形になっていて、国道が走る丘の上から見ると、黄河 ...

 素晴らしい撮影ができた1月2日の夜、大いに飲んで騒いで床に就きました。そして翌3日、もう撮影も最終日です。昨日同様夜明けの重車を撮って駅で今日のダイヤを聞いてみると、上りの貨物は昼に1本しかないとのことでビックリ、前進形3台運転が立て続けにやって来た昨日とは ...

 大豊作の一日、この日はなんと5本も前進形3台運転の貨物列車がやって来ました! かの有名な南岔でも3台運転は1日あたり最大で3本程度でしたから、訪問するまでは想像もしていなかった事態で、嬉しい悲鳴を上げてしまいました。そして、この日最後の前進形3台運転は、第1橋 ...

 昼過ぎにやって来たこの日4本目の3台運転、敖包溝駅の東勝寄りにある通称第1橋梁で迎え撃つことにしました。朝は逆光になってしまうこのポジションですが、昼頃になるとサイドに日が当たるようになり、良い光線状態で撮れるようになります。ちょうど橋梁の南西側に高台があ ...

 蒸気機関車が牽引する貨物列車のように、ゆっくりと走る列車の撮影では、望遠レンズを使った後にカメラを持ち替えて広角レンズでもう一丁、というような撮影をすることができます。もっとも、ゴツイ三脚に平行雲台というような重装備であれば、高速列車でも同様の撮影も可 ...

 敖包溝の駅の南方、第3橋梁のさらに先に位置する第4橋梁は、見渡すほどの長さがあって素晴らしく雄大でした。なかなかその全景を1枚の写真にまとめることが難しかった包神線の長大貨物列車ですが、これだけの長さがあれば後補機の前進型まで写し込めそうです。 そして10時 ...

 21世紀を目前にして前進形が3台運転をしていることが発見された包神線ですが、いかんせん編成が長すぎて写真にまとめるのには苦労させられました。 正月の2日は、日の出前に敖包溝駅の東勝寄りにある通称第2橋梁で前進重連のシルエットを撮りましたが、後補機までを一枚の ...

 前進型の3台運転が見られた包神線ですが、貨物列車のダイヤが日によって全く異なっていた集通線とは若干異なり、貨物列車にもおおよそのパターンはあるようでした。ガイドの話によると、どうやら日の出前に通過する上り貨物があるようなので、1月2日は早起きをしてまだ真っ ...

 包石線の建設型を2日間撮影して、包頭のホテルで新年を迎えました。 元日の朝、東勝へ向かうバスの中でこれから撮影する新線の概要の説明を受けました。前進型重連の貨物列車があると聞いていましたが、本当は後補機も付いた3台運転だということで、これは驚きでした。石 ...

 2日間撮影した包石線最後のカットはどこで撮ろうか考えたのですが、夕方でも日の当たる川辺りで待つことにしました。午後の上り貨物、昨日は15時半過ぎに来ましたから、ここなら綺麗な光が当たるだろうと考えてのことでした。ツアーの皆さんは思い思いの場所に散開しました ...

 午前中はおおよそ思い通りの写真が撮れたこの日、昼ご飯を食べて午後の撮影に臨みます。 午後の下り貨物は昨日も編成が短くて(機関車+貨車4輛+守車)、南西から北東方向に進む路線ゆえ光線状態も微妙で苦労しました。そこで今日は、できるだけ光が当たるようにサイドから撮 ...

 石拐を発車した後補機付きの貨物列車が白く凍結した川をバックにサミットへ向けた勾配に挑む! そんな姿を俯瞰できる素晴らしい撮影地です。この場所、じつは昨日の午後の上り貨物も撮りました。夕方の斜光線は魅力的でしたが、なにせ陽の低いこの季節、山や木の陰が微妙な ...

 包石線の朝の上り客車は光線状態も良く、後壩駅手前の橋りょうをサイドから撮るのが定番です。鉄道が渡る川はすっかり凍結していて、白く輝いています。これで雪でも積もっていれば最高だな、などと妄想を巡らせますが、もともと乾燥地帯で雪など降るのは年間に数えるほど ...

 12月30日の晩は包頭のホテルに泊まり、大晦日も引き続き包石線を撮影します。 昨日の撮影の結果、包石線のダイヤはかなり手強いことが分かりました。日の短いこの時期、早朝の下り客車はまだ真っ暗で、下り貨物ですら日が当たる場所は少ない。午前中の上り客車と貨物(後補 ...

 朝、石拐に向かった貨物列車は、石炭を積むと包頭に向けて戻ってきます。石炭を積んだ貨車は重いので、勾配を上るために後補機が付くそうです。当線のハイライトといえる運用でしょう。サミット近くのカーブと橋梁を見下ろす小山に陣取って構図を決めますが、何か変です。 ...

 内蒙古の包頭あたりに前進型重連が走っている新線がある、という噂が聞こえてきたのはこの年の夏頃のことでした。あの集通鉄路が開通したのが1995年の暮れで、マニアに発見されたのがその翌年でしたから、まだそんな新線があっても不思議ではない時代でした。そして年末に ...

 もう20年も前になりますが、20世紀の中国では今と比べると人件費も旅行代もずいぶん安く済みました。その一方でネットのなかった当時、中国国内の列車やホテルなどの手配は大変困難でした。ましてや中国語を解さない私のような者にとって、個人旅行など全く不可能でした。 ...

 随分と持って回ったようなお題ですが、これには訳があります。 1975(昭和50)年12月14日、日本の現役蒸機を知っている世代には忘れることができない日でしょう。この日、室蘭本線の室蘭から岩見沢まで最後のSL旅客列車が走りました。牽引機は鉄道博物館に保存されているC57 ...

 11月24日から27日までの4日間、熱水で楽しく撮影をしましたが、最終日はちょっと気分を変えて大板に行ってみました。まず朝一番に集通鉄路の要衝、大板機務段を訪問しました。 機務段では早朝から多くの前進型蒸機がたむろしていて、そこここから立ち上る蒸気が良い雰囲気 ...

 二地のオメガカーブに入った列車はレンガ工場そばの橋梁を渡るところまで見ることができますが、その後はしばし視界から消えてしまいます。そして待つこと数分、トンネルを抜けた前進形重連の号砲が聞こえてくると間もなく、足元の線路に姿を現します。 はるか遠くの線路 ...

 この日の東行き貨物の2本目はどこで撮ろうか悩んだのですが、これまで行ったことがなかった二地のオメガカーブ出口付近の岩山に登ってみることにしました。集落のそばで車を降りて岩山をえっちらおっちら登って目指す撮影地にたどり着きました。 弾む息を整えて見回してみ ...

 経棚駅にほど近いコンクリート橋、青空と雪山をバックにカーブした橋が畑の中を横切っています。ロケーションとしては最高で、下の畑の中から撮るもよし、線路端でもOK。さらに橋を渡り切った先は切通しになっているので、小山に登れば小俯瞰もできるという場所でしたから ...

 哈達山では単機でやって来た前日のリベンジを果たし、あわゆくばもう一本夕陽の写真が撮れないかと期待していたのですが、そうはうまくいかないのが熱水の常です。夕方の貨物は経棚駅で入れ換えを始めてしまって、発車前に日没投了となりました。それでも良い写真が撮れて ...

 列車本数が多かった一日ですが、午後からは経棚側に向かいました。上店の先で、すぐに上ってくる列車に遭遇して国道からサイドで撮りました。まだ東行きの列車があるようなので、昨日単機牽引に祟られたポイントでリベンジを期すことにしました。雪が降った翌日の習いとし ...

 熱水の3日目は朝からよく晴れました。いつものように上店駅で列車の時間を聞くと、東行き、西行きともそれなりの本数があるようで一安心です。すぐに東行きが来たので上店駅手前の築堤で構えました。いい煙が出ていたのですが、列車に陽が当たる前に来てしまって残念賞でし ...

 午後の陽を浴びて岩山の麓をゆく列車、残念ながら単機牽引でやって来てしまいましたが、この日は列車本数が多くて、もう1本東行きの列車が撮れそうでした。そこで本日最後の列車は、山から降りて司明義大橋そばの道路沿いから撮ることにしました。 日のあるうちに列車が来 ...

 雪から晴れへと変わった熱水、サミットで西行き貨物列車を堪能した後、経棚側の撮影地に向かいました。朝の雪が嘘だったような雪晴れになり風も弱かったので、下坑子のオメガの二段目と三段目の間、後にできた哈達山駅のそばに行きました。この場所は一段目を上ってくる列 ...

 朝から降っていた雪もやんで、雪晴れとなった熱水を駆ける前進型重連。まずは段々畑のなかのアウトカーブを180mmで切り取ってから、85mmをつけたカメラに持ち替えて、白銀の景色を大きく入れ込んで接近戦に挑みます。興奮を抑えてアングルを決めて再びシャッターを切るまで ...

 1973年に廃車になったC61 20号機、現役時代には縁がなかった群馬県伊勢崎市で静態保存されていた当時は、正直なところ誰も注目していませんでした。それが2009年にJR東日本が動態化すると決めた途端に、一躍注目の的になりました。2010年1月からはじまった動態化作業が大詰 ...

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